あなたの貴重なお時間訪問くださりありがとうございます。
苫米地式コーチング認定コーチ
左近士 祐子です。
私たちは人と関わり合うことをしながら過ごしている中で
「ムカつく」と感じる人と出会うこともある。
一度も誰かにムカついたことはない。
ムカつくことはまったくない。
という人はかなり高い次元で
感情というものの動きを止めている人か
自分の心の動きに気付いていないだけだろうと思うほど
ほぼ、私たちは「ムカつく」と感じる人と出会っているし
「ムカつく」ことはある。
なので「ムカつく」と思ってしまうことは
私たちにある心の現象の一部なので
さほど問題視することはないのですが
やっかいなのは
「ムカつく」と感じた後に
その「ムカついた人」のことを
何度も何度も口にして
憎しみへと変えてしまうことです。
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日常的に過ごす時間が多い人に対して
「ムカつく」と感じると
そのムカついた相手のことを
どうにかしてやろうと思ったりしてしまうこと。
とくに多いのが
会社の上司、夫や妻、親など。
もう、あの上司は自分では大した仕事をしないで
偉そうなことばかり言って部下の手柄を独り占めして許せないとか
小さなことをグチグチ言ってうるさいとか
「ムカつく人」の「ムカついた行動」を
事細かになんども、なんども思い出しては
絶対にあんな人にはならない！！と思いながら
また、「ムカつく人」の「ムカついた行動」を
絶対に忘れるもんか！いつか仕返ししてやると
なんどもなんども思い出し続ける。
この状態は程度の大小はありますが「憎しみ」と変化している。
これがね、レッドカードなのです。
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そう、ムカつく人のことを考えてイライラすることは
「時間のムダだからやめたほうが良い」と
言われる場合もありますが
それよりも、もっと怖いのが
自分自身が「ムカつく人」と同じ
「ムカつく行動」をする人になるということです。
なぜか？
では、あなたは今から「ピンク色の象を思い浮かべないでください」。
どうですか？
ピンク色の象を思い浮かべ「ない」という時点で
すでにあなたの頭には「ピンク色の象」が思い浮かびましたよね。
そう、私たちの脳は「〇〇をしない」という
〇〇を後からしないという言葉で
打ち消すことが難しいのです。
だから「ムカつく人」の「ムカつく行動」を事細かに指摘して
「あの人みたいに、小さなことをグチグチ言うような人には、私はならないぞ」
とあなたが思えば思うほど、考えれば考えるほど
あなたの脳はその
「小さなことをグチグチ言う」ことをするように仕向ける。
さらに
あなたが相手に対して「ムカつく！」という
強い強い怒りや憎しみの感情を込めて
なんどもなんどもその相手の
「ムカつく行動」を思い出していたら
それはそれはかなりの高確率で
「絶対にあんな人にはなりたくない」人と
同じ行動をあなたもするようになります。
これは
私たちの「脳に組み込まれているプログラム」の働きによるものなので
誰にでも起こりうることなのです。
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あんな親にはなりたくないと
自分の親を憎んでいたら
自分が親になったときに
憎んでいた親と同じことを
子供にしてしまっていた。
と自分で自分を責める人もいますが
その人に問題があったわけではないのです。
むしろ、脳の仕組みが正常に働いていたということ。
脳の仕組みを理解していなかっただけです。
脳には先に出た単語から即座に映像を映し出すため
後から打ち消すことは難しい。
強い感情を思い起こすことで
「過去」にあったことでも「今」起こっているかのように錯覚をする。
そして脳はそれが「自分」か「あの人」かを判断せず
「私」としてみてしまう。
あなたがどんなに「ムカつく人」の
「ムカつく行動」を事細かに指摘してから
私は絶対にしないと
「その人のようになりたくない」と否定していたとしても
あなたがなんどもなんども言えばいうほど
強い感情の高まりがあればあるほど
あなたが思う強さと同じかそれ以上に
脳には指令が送られて脳のプログラムは働き続ける。
そして、否定していた人と否定していた行動を
あなた自身も振る舞うようになってしまうのです。
ムカつく人、ムカつく行動を細かく指摘し続け
憎しめば憎しむほど
あなたもその行動をする。
怖いですよね。
だから
ムカつく人、ムカついた行動を
何度も思い出したり
口にしないほうがイイということなのです。
ですが
この「脳の仕組み」があるから
「プログラムを上手に利用」することで
私たちは「なりたい自分」になれるのです。
ーーー
つまり
「〇〇しない」という
〇〇に自分の避けたいことやりたくないことをいれずに
「〇〇する」という
自分の叶えたいことやりたいことをいれて
思いっきり感情を込める。
たとえば
「グチグチ言う人にはなりたくない」は
「おおらかに周りの人の声に耳をかたむけることができる」
そして
そのときのあなたの感情（心の状態）を「今」思いっきり感じること。
これをなんどもなんども思い描く。
ということをおすすめしているのです。
あなたが受けた誰かの「ムカつく行動」を
「他の人にはしたくない」というあなたの思いを
あなた自身の成長に役立てて
周りの人へ広げられるかどうかは
ほんのちょっとした「言葉の使い方」で決まります。
脳の仕組みを上手に使うには
あなたの「在りたい姿」「在りたい行動」に
向けて言葉を選んでくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
心から感謝を込めて。
左近士 祐子
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