私が「マインド」という言葉に触れるようになった2013年頃は
私自身の日常生活では聞き慣れていない言葉だったし
どこか現実離れした専門用語のように感じていましたし
なにやら得体の知れない怪しげな言葉のように思っていました。
その得体の知れない怪しげな
「マインド」というものが一体なんなのか?
ずーっとそれを追い続けながら
マインドコーチとして
コーチングというマインドの使い方を探求してきました。
そこから早10年経った2023年の現在、
「マインド」という言葉はごく日常的に使われるようになり
「マインド」をどう解釈されているのはわかりませんが
若者も大人たちも
「マインド」や「マインドセット」などと何気ない感覚で
話されている方々を見ていると
10年前の私が感じた怪しさというものが感じられないほど
ライトな感覚に変化してきていたんだなぁと不思議な感じです。
「マインド」自体、物体としては
肉体にある脳を指してはいるものの
その実態がどのようになっているのかは
21世紀になった今もまだまだ解明されていない部分がたくさんあります。
物体としては存在しているけれど
目には見えないよくわからないものでもある
「マインド」ですが
人間とマインドを切り離すことはできない重要な部分であるのは
なんとなく知っているのではと思っています。
「マインド」という言葉を使わないにしても
「意識」という言葉は誰でも使っていますし
その「意識」が重要であることも知っていると思います。
例えば、親が子供に良い行いを教えようとして
子供に言い聞かせても
なかなか子供の行動が変わらない場合
「結局は、自分(子供本人)の意識が変わらないと無理だよねぇ」と
子供本人が気づかなければ
どんなに親が気にかけて子供に言っても
子供にはわからないもんだと
子供の「意識」次第だということを
親は口にしますよね。
これは、親と子供の関係だけではなく
上司や部下や同僚
近隣の人
友人や知人
夫と妻
彼氏と彼女など
いろんな人間関係において
相手を思って話して言っていても
結局は聞く相手の「意識」が変わらなければ
話しても受け入れられないということがわかっているからです。
そこで、その他者の「意識」を自分の思い通りに動かそうとするために
「マインドコントロールする」というものが
「マインドコーチング」だと勘違いをされているような方も
時々見受けられます。
「意識」や「マインド」という言葉が
日常的に使われるようになり
たくさんの書籍もあり
その書籍で言っている「意識」や「マインド」
そして「マインドコントロール」は
著者の方々の様々な解釈で書かれているので
どれが正しいとか間違っているかと
議論して決められるものではないのですが
ただ、私自身の経験として
他者のマインドをコントロールしようとした時点で
自分が他者にマインドコントロールされる状況になる。
ということをはっきりとわかっています。
ですので、
他者を動かしたいと思っているならば
決して、他者のマインドをコントロールしようという考えで
マインドコーチングはやめた方がイイと私はお伝えしています。
マインドコーチングは
マインドをコントロールするものでありますが
自分のマインドを自分でコントロールするためのものです。
そこを理解して
自分で「自分のマインドをコントロールする」ためのものだと思って
マインドコーチングを学べば
あなたのゴールや願望をはるかに超えた
奇跡のような出来事が日常的に現れるようになります。
マインド、コーチング関係、いろいろと学んだのに
なかなか現状が思うようになっていないようでしたら
自分以外の誰かをコントロールしようとしていないか?
自分の意識の方向を確認してみてくださいね。